気候の変動で肩こりお困りではないですか?
2019-03-20
皆様にお配りした今月号の院内通信で、院長先生からお話ししたように、肩こりの原因はたくさんあります。
原因と対応方法ついて、通信で載せられなかったことを少し詳しくお伝えします。
(1)姿勢の悪さからからくるもの
人間の頭はおよそ5~6キロもあるといわれます。これは常にお米の袋をのせているようなものです。
まっすぐ前を向いている時はよいのですが、下を向くなどして頭が前に出てねこ背になると、頭を支える首の筋肉に2~3倍の負担がかかります。
頭を支えている主な筋肉は僧帽筋といい、首の後から背中(肩甲骨)につながっています。
姿勢を改善するためには
姿勢を改善するためには、日頃から意識して正しい姿勢を保つことが大切です。姿勢が悪くなっていると感じるときには、胸を張る、腰を伸ばすなどして意識的に姿勢を正すようにしましょう。
院内通信の運動をやってみてください。
(2)同じ姿勢が続く
長時間のデスクワークやPC作業、運転などで同じ姿勢が続くと、首や肩などの筋肉が過剰に緊張してしまい肩こりが起こるとされています。
姿勢を改善するためには
姿勢を改善するためには、日頃から意識して正しい姿勢を保つことが大切です。
時間が長くなる場合は1~2時間に1回は立ち上がったり、胸を張る、腰を伸ばすなどして意識的に姿勢を正すようにしましょう。
(3)眼精疲労
毛様体筋と呼ばれる水晶体を調節してピントを合わせる筋肉は、自律神経によってコントロールされており、使いすぎると筋肉が疲れることで首や肩の凝り、頭痛などの症状が現れることがあるといわれています。
眼精疲労を感じたら
眼精疲労は、パソコンやスマートフォンなどを長時間見なければいけない状況であれば、時々視線を外し、植物の緑を見たり、眼を温めたり、目の疲れをとる目薬など利用しましょう。
また、メガネやコンタクトレンズが合っていない場合もあります。気になる場合は、一度調べてみることも必要です。
また、ビタミンB群は眼精疲労改善に効果があるといわれています。食事などで取り入れるといいですね。
(4)運動不足
運動不足が日常的になると、筋力が低下し体が重力に抵抗できなくなり姿勢が悪くなります。
普段はあまり感じられないですが、人間の腕はおよそ1本4~5キロあり、肩には相当の負荷がかかっています。とくに、なで肩の方は筋力不足で腕に引っ張られて肩が下がってくるので、腕を支える負担も大きく、肩こりが出やすいです。
また、運動不足が続くと筋肉が低下し血流の悪化を招きやすくなります。その結果肩の筋肉の緊張や疲労が起こり、肩こりを引き起こしやすくなるといわれています。
運動不足を感じたら
運動は筋力を増強するだけでなく血流をよくする効果もあります。運動不足を感じたら、定期的に20分くらいのウォーキングや体操などの軽い運動を行いましょう。
ウォーキングの際には手を大きくふることで肩の筋肉をほぐすことができます。
(5)噛み合わせからくるもの
また、歯並びや噛み合わせのアンバランスも肩こりに影響します。そのため、歯の治療などで、片側でばかり噛んでいたりすると、首の横側の胸鎖乳突筋の使い方に偏りが出るため、顎の左右さから首肩のこりにつながることあります。
噛み合わせが悪いと感じたら
食事のときに意識して両方で咀嚼してみる。あえて、かみごたえのあるものを意識して食べるようにしてみるなどしてみましょう。続けてみて、症状が改善しないときは、一度歯医者さんに。
(6)冷え
体が冷えやすいということは、血行が悪いということ。筋肉に栄養を運ぶのは血液ですから、筋肉はこりやすくなります。冷え症の人は特に注意が必要です。
冷えていると感じたら
身体を温める対策として入浴をシャワーだけでなく浴槽であたたまるようにしたり、身体を温める食ベもの・飲み物をとるように意識したりしましょう。
(7)ストレス
人間は何かしらストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れます。
ストレスを感じると交感神経が優位になり、血管が収縮して血行が悪くなり、肩こりなどの体のコリを引き起こすのです
とくに首や肩、腰のあたりは血液の流れが滞りやすく、細胞に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなったり、乳酸などの老廃物がうまく排出されず、溜まっていくため、筋肉がどんどん疲労し、硬くなり、コリや痛みを生じるようになります。
ストレスが原因と感じたら
ストレスを感じたら、まずは何が原因になっているのかを考え、その原因に対してストレス解消の手段があれば積極的に取り組むようにしましょう。
また、生活習慣の改善や趣味の実践、軽い運動、怒りや不安感といった感情を周囲の人に聴いてもらうことも、ストレスを発散するために大切なことです。
それでも良くならない時には
ひとことで肩こりといっても日常生活が原因なことでこんなにもあります。
どうぞ、我慢していないで、お気軽に一度ご相談と治療においでください。
お待ちしております。
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