突然、子供の腕がだら-んとしてうごかない!
2019-02-25
肘内障(ちゅうないしょう)って聞いたことがありますか?
肘内障は、肘の輪状靭帯と橈骨頭がはずれかける、いわゆる亜脱臼を起こしてしまった状態のことです。
手を引っ張るなど肘内障は子どもによく見られる怪我のひとつで、特に小学入学前までのお子さんに見ることが多いです。
また、男女比でみると、女児にやや多い傾向があります。
基本は、徒手整復術で治療します。治療後しばらくの間は再発しやすいため、注意が必要です。
30年も前の話です。
うちの長女(当時3歳)が部屋で元気に遊んでいたところ、ちょっと転んだ。
突然わーんと泣き出しました。
どうしたのかと体中をみたところぶつけた感じでもなく、血も出ていない。
そして、抱っこして腕を動かさないようにしていると
しばらくすると泣き止んだ。
何だろうと思っていると、今まで使っていた腕を使っていない。
まして、だらーんとして動いていないではないですか。
骨が折れた?
いやいや折れるような動作はなかったはず。
まあビックリしました。
幸いにも日中で、近くに整形のかかりつけがあったのですぐに連れて行きました。
見た瞬間、笑いながら先生が娘に話しかけます。
腕を優しくもって話に夢中にさせながら、こつんと(本当にそんな音がした感じがしたのです (*^^*))肘を曲げて治してくれたのです。
もちろん、娘はびっくりして泣きだそうかと思っていたようですが、いつも以上に面白い話を先生がしていたので、びっくりした顔ですぐに笑っていました。
それから2回ほど同じ事が繰り返されましたが、成長とともに親である私も忘れていました。
先日、接骨院に同じようなことがありました。
親御さんから、どうしようかととっても不安そうなお電話をいただきました。
予約はいっぱいでしたが、院長からはすぐにどうぞということで、来院頂きました。
先生は子供さんと話をしながら、あっというまに徒手整復。
帰る頃には、ハイタッチをしてお帰りになりました。
注意することを親御さんにお伝えし、元気にお帰りになられました。
小さなお子さんは特に、関節周囲が柔らかく、しっかり固定されていないことでおきてしまう怪我です。
土曜日の午後や日曜日にやっている整形外科さんを見つけるのはたいへんですよね。
どうぞ、土曜日・日曜日も営業しております。
お子さんのこんな症状でお困りの際はどうぞお電話ください。<(_ _)>
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